開発秘話 HOT朝の茶事
HOT朝の茶事(9月8日発売)


香ばしさが広がり、ほっとする味わいのHOT専用緑茶です。

商品開発担当者 プロフィール
- 性別:
- 男性
- 年代:
- 30代前半
- 最近気になるドリンク:
- バジルシード
1秋と冬では買われ方が違う…!?
一般に秋から冬にかける駅ナカ自販機のラインナップは気温の変化にあわせて、ホット商品のラインナップを徐々に増やすことで、駅ナカのお客さまのニーズにお応えしています。しかし、商品ひとつひとつにまではこのような気温変化に対応することはできておらず、お客さまに対し新鮮さや変化を十分にお伝えできていないのが現状です。
駅ナカ自販機のラインナップの変化


季節の変化に合わせて売り場である自販機は変化していくものの、商品単品では残暑の厳しい9月も雪の降り積もる1月も自販機では同じ商品サンプル(通称:商品ダミー)が使用されている・・・
2014年度月別性別販売構成比(朝の茶事)

残暑もある9~10月は女性の構成比が圧倒的に高い
- →気温の変化に敏感な女性はHOT商品の導入を
待っている?
寒さが本格化する11月頃から男性の購入比率が
急激に高まる
- →男性は寒さを感じると衝動的にHOT商品を購入する?
残暑もある9~10月は女性の構成比が圧倒的に高い
- →気温の変化に敏感な女性はHOT商品の導入を
待っている?
寒さが本格化する11月頃から男性の購入比率が
急激に高まる
- →男性は寒さを感じると衝動的にHOT商品を購入する?
これまで、ホット飲料は女性の購入意向が高いことが通説となっていた中、寒さの本格化する冬の男性の急激な購入意向の高まりは、新たな発見となりました。
駅ナカの特にホーム上などは寒さを感じる典型的な場所です。「朝の茶事」はそんな駅ナカの飲用シーンにあう緑茶として春にリニューアルをしている中で、”ホットについても同様に駅ナカの飲用シーンにあう緑茶にしなければ…!“という想いが「ホット朝の茶事」のリニューアルのきっかけとなりました。
リニューアルコンセプト
春のリニューアルでの「毎日飲みたい飲用シーンにこだわった緑茶」というブランドコンセプトのもと、HOTについても飲用シーンにこだわった味わい、パッケージデザインに。
- →前回リニューアルでも女性に好評であった「香り高い」味わいをブラッシュアップ!
- →最盛期に増加する男性の衝動買い需要に向けた、温かみのあるパッケージデザイン!!
お客さまターゲット

●30~40代女性(メイン)
- →コールド280mlのヘビーユーザーである女性が朝、通勤時に肌寒さを感じたとき、コールド品の代替として飲む緑茶。

●30~40代男性(サブ)
- →朝、ホームで電車を待つ男性30~40代が、寒さを感じて衝動的に購入する際、真っ先に温かさを求めてるときに飲まれる緑茶。
2リニューアルポイント
リニューアルポイント(1)

味
- →現行の280ml/350ml(玉露入り)の味わいで朝・女性の利用が高まっている部分を考慮し、緑茶らしい濃さを残して、コールドからの継続飲用を促進。
- →HOTらしさの要素として、前回リニューアル時で好評だった香り高い味わいでリピート購入を促す。

デザイン
- →4月にリニューアルしたコールド品のデザインとシリーズ感を出し、280ml/350mlの購入者が継続して購入いただけるよう、緑茶感の感じられるデザイン。
- →コールド品デザインとシリーズ感は出しつつ、現行品のように香ばしさが一目でわかり、見た目からも温かさを感じられるデザイン。
リニューアルポイント(2)
新たな挑戦

345mlサイズを自販機で展開
店頭販売では主流となっている345mlの中容量サイズについて、次世代自販機などの一部のエキナカ自販機にて、今回のリニューアルより販売!!
販売エリアにより品揃え時期は異なりますが、寒さの厳しい11月以降に向けて順次展開を開始!
これまで自販機の主流であった275mlサイズでは物足りないという方へ、345mlサイズを是非お試しください。

飲用シーンにあわせた商品ダミーの変化
まだまだ残暑も残る秋口とHOT商品最盛期となる冬。それぞれ飲用シーン、購入シーンが異なることから自販機のラインナップの中にある商品サンプル(通称:商品ダミー)を秋と冬で変化させます。これによりコストはこれまでの倍、入れ替え作業等の手間も余計にかかりますが、駅ナカのお客さまの“ほしい”に応えられるようにその時期に合わせた商品ダミーを展開していきます。
acure members試飲会
コンセプトにあわせて、香り高さと緑茶らしさを両立させる味わいを模索。




- A:
- 飲んで中盤から香ばしい香りが広がり、
濃度感のある味わい - B:
- トップから、香ばしい香りが広がり、
濃度感のある味わい - C:
- Bよりさらにトップの強く香ばしい香りが広がり、
濃度感のある味わい
アキュア メンバーズの皆さまにご参加いただいた試飲会でのアンケート結果から、香り高さを強調した試飲サンプルは緑茶らしさを出すための濃度感が、苦味に感じてしまうということがわかりました。
香ばしさを感じつつ、緑茶らしい濃さも感じる味わいとするために、香りの感じ方と濃さのバランスを重視した味わいに決定しました。