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<第1回 りんご通信>海外からも大人気!世界に誇るブランドフルーツ『青森りんご』の故郷から成長日記をお届け!

2017.7. 5

*** 記事の内容は作成時のものであり、最新情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。***
※記事の内容は作成時のものであり、最新情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。

<第1回 りんご通信>海外からも大人気!世界に誇るブランドフルーツ『青森りんご』の故郷から成長日記をお届け!

いま、海外で日本のフルーツが大人気になっていることはご存じでしょうか。中でも「青森りんご」のブランド力は高く、台湾を中心に、贈答用フルーツとして人気を博しているのだとか。今回から全3回にわたってお届けする「りんご通信」では、青森県の津軽地域にあるりんご農園や加工場を訪問。世界に誇る日本のりんごがどのようにつくられているのかをお届けしていきます。

世界に誇るブランドりんごの故郷を訪問

▲JA津軽みらいの桑田隆敏さん。写真右は有名品種「ふじ」の木 ▲JA津軽みらいの桑田隆敏さん。写真右は有名品種「ふじ」の木

訪ねた農園は、青森県内でも特にりんごの生産が盛んな津軽地域。JR弘前駅から1時間ほど車を走らせた山間の場所に、その畑はありました。出迎えてくれたのは、りんご作り歴40年以上のベテラン農家でりんご作りの名人桑田隆敏さん。こちらの農園では、どんな品種のりんごを育てているのでしょうか?

桑田さん「ふじをメインにジョナゴールド、王林、名月、シナノゴールドなど約10種類のりんごを育てています。たとえば、いまや世界中で愛されているふじはほどよい酸味が楽しめる品種、ジョナゴールドは酸味が特徴の品種。味はおいしいけれど形や色が悪いものは加工用にまわるので、みなさんが普段飲んでいるりんごジュースにも、もしかするとうちの農園で採れたりんごが使われているかもしれませんね」

▲畑の広さは約1.5ha。広大な畑を、桑田さんご夫婦と息子さんご夫婦の4人で手分けをしながら作業している ▲畑の広さは約1.5ha。広大な畑を、桑田さんご夫婦と息子さんご夫婦の4人で手分けをしながら作業している

[1~3月]りんごの出来栄えを左右する最も大切な作業は、冬場の剪定作業でした

▲まだ雪が残る1~3月にかけて行われるりんごの剪定作業(※画像はイメージです) ▲まだ雪が残る1~3月にかけて行われるりんごの剪定作業(※画像はイメージです)

農園を訪問したのは6月初旬。順調にりんごの実が育っているご様子ですが、これまでにどんな作業を行ってきたのでしょうか?

桑田さん「毎年、最初に行うのが、冬場に行う“剪定”です。まだ葉も出ていない時期に行うのですが、実はこの作業の良しあしがおいしいりんごを作るカギといっても過言ではありません。これから生えてくるであろう葉っぱを想像しながら、全部の葉っぱにお日様が当たるように考えて、余分な枝を落としていくのです」

葉が重なってしまうと日射が半減してしまうため、どんな風に枝を配置させるかが、とても大切になってくるのだとか。ハサミの入れ方ひとつで、りんごの出来栄えやおいしさが変わってくるという重要な作業。この道40年の桑田さんからは、この剪定の見極めがとても難しいのだと聞きました。

[4~5月]花が咲いたら、摘花の時期。受粉はマメコバチにお任せ

▲りんご園に置かれたマメコバチの巣。ストロー状になった葦萱(あしがや)の1本1本が巣になっている ▲りんご園に置かれたマメコバチの巣。ストロー状になった葦萱(あしがや)の1本1本が巣になっている

桑田さん「“肥料”は、雪が解ける4月ぐらいからまき始めます。下草刈りも年に数回、適宜行いますよ。毎年4~5月にかけてりんごの花が開花するのですが、“受粉”は、マメコバチというハチで行っています」

広大な畑に咲く無数の花に手作業で受粉を行うのはとても大変なので、農園の各所にハチの巣箱を置き、ハチたちに受粉をしてもらうのだとか。その後に行うのが、不要な花を摘み取る“摘花”と呼ばれる作業。これを行うことで、果実を大きく育て、品質を向上させることができるのだといいます。

桑田さん「病害虫を防ぐため、農薬の散布も行いました(6月初旬時点)。病気になると、実が小さくなってしまったり味が落ちてしまったりするので、こうした作業が欠かせません。去年は“黒星病”というりんごの表面に斑点ができる病気が一部地域で流行していましたので、今年はそうならないことを祈るばかりです」

今年も無事、おいしいりんごが育ちますように。

[5~6月]園中の余分な実を摘み取る摘果作業は、最も手間のかかる作業のひとつ

▲たくさん付いたりんごの果実。摘果の作業では、4~5個の実の中から「中心果」と呼ばれる真ん中の実を1つだけ残して、あとは摘み取る ▲たくさん付いたりんごの果実。摘果の作業では、4~5個の実の中から「中心果」と呼ばれる真ん中の実を1つだけ残して、あとは摘み取る

現在進行中で行われていたのが、“摘果”と呼ばれる作業。たくさんなっている中から1つの実に絞ることで、栄養がりんごにしっかり行きわたり、立派なりんごに育つのだといいます。中心果の周りにある「側果」と呼ばれる実は、大きくなる前に途中で落ちてしまうことも多いので、枝とのバランスを見ながら、最後まで大きいりんごに育つよう摘んでいきます。

桑田さん「はさみは使わずに、すべての側果を手で摘み取っていきます。毎日朝の7時から夕方の5時ぐらいまで作業をしていますが、どんなにがんばっても、1日に摘果できるのは1人でせいぜい樹木1本半程度。5月から6月にかけては、ほぼこの作業にかかりきりですね」

▲桑田さんの名人技によってアッという間に摘果されていくりんごの実 ▲桑田さんの名人技によってアッという間に摘果されていくりんごの実

側果を取ることで、翌年咲く花芽の量と質をよくするともいわれている摘果の作業。甲子園球場のグラウンドよりもひとまわりほど大きい、1.5haもある畑の実を摘み取って1/4~1/5の量にするのですから、まさに気の遠くなるような作業です。こうして、1つ1つのりんごが、大事に、大きく育てられていくのですね。

これからの季節、立派なりんごに育つために期待する気候はありますか?

桑田さん「今年は全体的に雨が少なめなのが気になります。梅雨の時期にはしっかり雨が降ってほしいですね。それから夏。今年は猛暑になるというけれど、暑さもほどほどぐらいがちょうどいい。ひょうや台風もりんごの実に傷をつけたり、落としてしまったりするので、収穫するまで心配は尽きません。平成3年に、電信柱も倒れてしまうほどの強い台風が襲来したのですが、“もうすぐ収穫”という時期に全部のりんごが落ちてしまったんです。何カ月も手塩にかけて育ててきたものがダメになってしまった時は、涙が出てしまいますよね」

実の付き方や形状は、果樹によってさまざまですが、「どの木も我が子のようにかわいい」と目を細めて話してくれた桑田さん。「どんなりんごづくりを目指していますか?」という問いには、「おかわりをしたくなるりんご。もっと食べたいなと思ってもらえるようなりんごをつくりたいですね」と、熱い想いを語ってくれました。

我々の想像をはるかに超えるたくさんの作業を経て、大切に、大切に育てられていくことが分かった今回の生産者取材。次回は、りんごの実が大きく成長した頃に、また訪ねたいと思います。

りんごの生産量日本一! なぜ青森県のりんごはおいしいの?

▲シャキシャキの歯応えと味のよさに定評のある青森りんご ▲シャキシャキの歯応えと味のよさに定評のある青森りんご

さて、日本一のりんごの産地として名を馳せる青森県ですが、そもそもなぜ青森のりんごはおいしいのでしょうか? 青森県内農産物の加工・販売を手掛ける「JAアオレン」の小笠原康彦さんが答えてくれました。

小笠原さん「全国で生産されているりんごの量は約81万トンですが、青森県ではその58%を占める47万トンのりんごが生産されています。日本一の生産量を誇るわけですが、その一番の理由として“気候”が挙げられます。一般的に、春先にりんごの花が咲いてから秋口の収穫期までの平均気温が13~21℃ぐらいだとりんごの栽培や生育に適しているといわれているのですが、夏の時期も比較的涼しい青森県は気候的にとても合っているんですね。昼夜の寒暖差が大きいことも、実の引き締まった、糖度の高いりんごをつくる要因といわれています」

▲奥から、JAアオレンの小笠原康彦さん、神尚紀さん、村元拓巳さん ▲奥から、JAアオレンの小笠原康彦さん、神尚紀さん、村元拓巳さん

さらにもうひとつ“りんごの生産量ナンバーワン”を支える秘密が! それは、冬場の気温が氷点下まで下がるということ。収穫を終えて落葉したりんごの木は12月から3月頃まで休眠期間に入るのですが、この期間がないと、春になっても花芽が出ないのだといいます。冬にしっかり冷え込み、夏場も比較的涼しい青森県は、りんごの生育に最適の環境だったんですね。

青森りんごのおいしさが、そのままジュースに!

<第1回 りんご通信>海外からも大人気!世界に誇るブランドフルーツ『青森りんご』の故郷から成長日記をお届け!

桑田さんたち農家さんが大切に育てている青森りんごですが、どんなにりんごづくりの上手な人でも、15%ぐらいは傷がついたり、形の悪いりんごが出てしまったりするそう。こうしたはね出しのりんごは生食用として出回りませんが、味が劣るわけではないので、ジュースやジャムといった加工用に使われます。

小笠原さん「アキュアの自販機で販売している『青森りんごシリーズ』も、そうした商品のひとつ。2008年に起きた深刻なひょう害がきっかけとなり、シリーズ第1弾が2010年に誕生しました。当初は青森りんごのブレンドジュース1アイテムの展開だったのですが、『青森県にはまだまだおいしいりんごがたくさんあるのだから、もっとみなさんに知ってほしい』と、翌年から品種別に飲み比べができるスタイルに変わったんです。青森りんごの香りやコクがそのまま楽しめるストレート果汁100%のりんごジュースですよ」

2016年の「シリーズ7」では、青森りんご とまとブレンド、トキ、王林、つがる、ふじ、ジョナブレンドと、味わいのことなる6種類のりんごジュースを展開。今年の秋に発売予定の「シリーズ8」も今から楽しみですね!

※『アキュア』の自動販売機で購入できるドリンクは、駅・時期により異なります。

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COLUMN

いま飲める青森りんごシリーズはコレ!「ふじ」

		いま飲める青森りんごシリーズはコレ!「ふじ」

「JR東日本『のもの』アワード2017」大賞を受賞したアキュアメイドの人気商品の「青森りんごシリーズ」。今お楽しみいただけるのは「ふじ」。世界でも日本でも最もたくさん生産されている品種で、甘さと酸味のバランスが絶妙で、すっきりとした味わいが楽しめる逸品です。

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