開発秘話 おいしいカフェオレ
おいしいカフェオレ 2015年3月24日発売


北海道産牛乳を贅沢に20%使用した、
これまでの缶コーヒーにはない圧倒的なミルク感を実現

商品開発担当者 プロフィール
- 性別:
- 男性
- 年代:
- 30代前半
- 最近はまっているドリンク:
- ユーグレナドリンク
12014年 夏 エキナカ自販機で革命が起きた?
2014年4月、消費税は8%へと増税。自販機市場はこれまで以上に厳しい状況となった。
そんな中発売された「おいしいカフェオレ」は、周囲の期待を大きく超える大ヒット。
ただでさえ消費が低価格志向へと向いている中、あえて180円という“超”高価格な商品を販売した意図はなんだったのか。その謎に迫る。
初めて販売した昨年の実績は?


昨年初めて販売したのですが、予想を超える売上となり非常にうれしく思っています。2014年6月単月には当社の自販機1コラムあたりの販売額において、180円(税込)という価格設定にもかかわらず、コーヒーカテゴリー全アイテム中1位を獲得いたしました。また、コーヒー飲料の中では女性の購入比率が3割以上と高く、さらにコーヒー飲料の需要のピークである朝だけでなく夕方から夜にかけての時間帯でも一定の需要が確認されるなど、これまでのコーヒー飲料とは一線を画す新たな需要を創造することができたと感じています。
そのような商品ができたきっかけを教えてください。

当社の販売状況ではコーヒーが以前から苦戦していて何とかしなければならないと思っていました。
そこでコンビニを見ていたら多くの女性がチルドコーナーでカップコーヒーを購入していることに気が付きました。
しかもその価格は200円前後。
自販機でもこの味を作り出せれば買って頂けるのではないか?そんな思いがこの商品につながりました。
180円は高すぎるのでは?
確かに社内でも相当議論しました。ちょうど増税と重なったこともあり最初は周囲のメンバーにも「そんな価格では売れない」と笑われましたが、実際に試飲をしてもらうと大半のメンバーが「これならいける!」と後押ししてくれました。
それでも不安だったので実際にお客さまにアンケートをとってようやく発売を決意しました。
一番苦労したところはどんなところですか?
チルド飲料に負けない味とエキナカ自販機で販売できる品質の両方を保つことにとても苦労しました。具体的にはエキナカのニーズではふた付きのボトルは不可欠でしたが、対応できる工場がみつからなかったり、新鮮な北海道産牛乳を大量に使用するための受け入れ先を探したりと何度も途中であきらめかけました。
昨年度の商品から進化しているのですか?
昨年度、多くのお客さまから温めて飲みたいというお声を頂きまして、今年は冷たくしても温めてもおいしい設計にしました。
乳飲料ですので温めた時の品質低下を抑える技術が非常に難しかったのですが、メーカー様の努力もあり何とか実現することができました。もちろん、さらにおいしくなっていますよ。

- acure membersアンケート
- アキュア メンバーズへ昨年発売した「おいしいカフェオレ」をホットで飲みたいか伺ったところ、約8割のお客さまがホットで飲みたいと回答!!
2~おいしいカフェオレがおいしい秘密~潜入!北海道の酪農家!
秋深まる11月。開発者の私はカフェオレのおいしさの秘密を探るべく、牛乳の生産地である北海道日高地方へと飛び立ちました。

暑さに弱い乳牛にストレスを与えない為空調まで完備です!

こんなに大きいなんて知らなかった!
(写真では伝わらないかもしれませんがかなり大きくてびっくり)

グループ毎に飼料の中身を変える管理体制に感心しっぱなし。
たくさん食べておいしい牛乳出すんだよ!

1回に20リットル以上搾れる牛もいるとか。

