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朝顔、スイカ、夕焼け。夏っぽいのに、正解はひとつだけ?!<夏の季語>

2019.8. 8

*** 記事の内容は作成時のものであり、最新情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。***
※記事の内容は作成時のものであり、最新情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。

朝顔、スイカ、夕焼け。夏っぽいのに、正解はひとつだけ?!<夏の季語>

ここ数年、子どもから大人まで気軽に俳句を楽しむ人が増えているんだとか。そんな俳句に欠かせないのが季語。

古い言葉ばかりで難しそう......と思いきや、意外と自由度が高いんです。
<夏の季語>には、涼しげな言葉から、「こんなのもあるの?!」とびっくりするものまで、驚きがいっぱい!

タイトルに出て来た「朝顔」、「スイカ」、「夕焼け」。
実は、この中で<夏の季語>はひとつだけなんです。

正解は後半でご紹介します!

松尾芭蕉もびっくり?!現代の「夏」を感じさせる新しい季語

朝顔、スイカ、夕焼け。夏っぽいのに、正解はひとつだけ?!<夏の季語>

なんと全部で8,000語もあるといわれる季語。
それらをまとめたものが「歳時記」です。

季語がずら~っと並んだ辞書のように分厚いものから、ポケットサイズのものまで、出版社によってさまざま。
どの季語を掲載するかは編集する人が選ぶので、こっちの歳時記には載っているけど、こっちにはない、なんて季語も。

また、時代とともに消えていく言葉もあれば、新たに追加される言葉もあります。

たとえば外来語。「サンダル」、「サングラス」、「アロハシャツ」……。
松尾芭蕉の時代にはなかったこれらの言葉も、今では立派な<夏の季語>として歳時記(※)に掲載されているんです。

※ 参考:『合本 俳句歳時記 第五版』角川書店編

朝顔、スイカ、夕焼け。夏っぽいのに、正解はひとつだけ?!<夏の季語>

ほかにも「ダイビング」や「ナイター」、「ラムネ」、「バーベキュー」、「サーファー」、「ショートパンツ」、「ソフトクリーム」などなど、カタカナの季語が以外とたくさん。

逆に、あまり使われなくなったことから、歳時記から消え去ろうとしている言葉も。

そのひとつが「安達太郎(あだちたろう)」。

って、いったい誰……?

朝顔、スイカ、夕焼け。夏っぽいのに、正解はひとつだけ?!<夏の季語>

実はこれ、人の名前ではなく「入道雲」のことなんです!

「雲の峰」という季語の別の表現で、地方によって苗字の部分が変わり、「坂東太郎」、「信濃太郎」、「石見(いわみ)太郎」などとも呼ばれるそう。

「○○太郎」という強そうなイメージが、もくもくとした入道雲に重なって見えるのかも?

意外?読めない?まだまだあります!ユニークな<夏の季語>

朝顔、スイカ、夕焼け。夏っぽいのに、正解はひとつだけ?!<夏の季語>

「なんでこれが夏なの?」と首をかしげたくなるような、意外な季語も。

例えば「甘酒」。
冬にホットで飲むイメージですが、歳時記には「かつては暑気払いに温めて飲んだ」とあります。
江戸時代には、甘酒売りが通りを売り歩き、夏の風物詩とされていたのだそう。

朝顔、スイカ、夕焼け。夏っぽいのに、正解はひとつだけ?!<夏の季語>

また、年中使う「香水」や「ハンカチ」も<夏の季語>。
「汗をかく夏は特に使う人が多い」からだとか。

さて、お次は超難読な<夏の季語>に挑戦。
いくつ読めますか?

朝顔、スイカ、夕焼け。夏っぽいのに、正解はひとつだけ?!<夏の季語>

1は「ひでりぼし」と読み、夏のひでりが続くころに輝く星のこと。
2は「うすもの」。薄い織物や衣のことです。
3は東京浅草寺で行われる「ほおずきいち」。「酸漿市」とも書きます。

次は“生き物の名前”。
漢字と写真を正しく組み合わせてみてください。

朝顔、スイカ、夕焼け。夏っぽいのに、正解はひとつだけ?!<夏の季語>

正解は……

1. 蝲蛄→B.ザリガニ
2. 章魚→C.タコ
3. 守宮→A.ヤモリ

でした!

衝撃の事実?!8月は〇〇だった……!

朝顔、スイカ、夕焼け。夏っぽいのに、正解はひとつだけ?!<夏の季語>

タイトルにもある「朝顔」、「スイカ」、「夕焼け」。

どれも<夏の季語>のように見えますが、答えはひとつだけ!
みなさん、どれかおわかりですか……?

朝顔、スイカ、夕焼け。夏っぽいのに、正解はひとつだけ?!<夏の季語>

正解は、「夕焼け」!

「朝顔」も「スイカ」も、なんと<秋の季語>なんです。

ほかにも「天の川」、「七夕」、「盆踊り」、「枝豆」、「ゴーヤー」など、いかにも夏っぽいのに<秋の季語>、という言葉は意外とたくさんあります。

朝顔、スイカ、夕焼け。夏っぽいのに、正解はひとつだけ?!<夏の季語>

その理由は、俳句の季節は旧暦を基本としているから。
旧暦の「夏」は、現在の5月初旬から8月初旬までなんです。

ん?てことは、もう夏は終わりなの……?

私たちの感覚では8月といえば夏真っ盛り!
でも俳句の世界では、ひと足先に秋が始まっているんですね。

というわけで、<秋の季語>の中から、美しい&おもしろい言葉をいくつかご紹介しましょう。

朝顔、スイカ、夕焼け。夏っぽいのに、正解はひとつだけ?!<夏の季語>

歳時記の秋の項で目立つのが、月にまつわる言葉。

「待宵(まつよい)」、「居待月(いまちづき)」、「立待月(たちまちづき)」、「寝待月(ねまちづき)」など、どれも響きが美しいですね。
夜空に月が上るのを心待ちにする気持ちが感じられます。

秋は、「虫」に関する季語もたくさんあります。
中でもおもしろいのが、「蚯蚓(みみず)鳴く」。

ミミズって鳴くの?!と思いきや、昔の人は、地中から聞こえてくる「ジー」という姿の見えない虫の音を、そう思っていたのだとか。
近代になって、その声の主はミミズではなく「螻蛄(けら。オケラのこと)」だということが判明したそうですよ。

朝顔、スイカ、夕焼け。夏っぽいのに、正解はひとつだけ?!<夏の季語>

秋の夜に涼しげな音色を響かせる「鈴虫」や「松虫」には、それぞれ風流な別名が。
「鈴虫」は「月鈴子(げつれいし)」、「松虫」は「金琵琶(きんびわ)」「ちんちろ」などと言い換えられることも。

日本の四季の移ろいを感じる美しい言葉や、おもしろい表現に出合えるのが季語の魅力。
ぜひ歳時記を手にとって、お気に入りを探してみてくださいね。

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アキュアメイド『ぷるんとなめらか果汁30%の夏みかんゼリー』は、愛媛県産夏みかん果汁を30%も使った、この季節にピッタリのおやつドリンク。

ちなみに「ゼリー」も、実は<夏の季語>。
夏みかんの爽やかさと、ゼリーのぷるぷる食感がノドだけでなく、ココロまで涼やかにしてくれそうです。夏だけのおいしさ、ぜひお試しくださいね

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