日に日に気温も低くなってきた今日この頃、あたたかなドリンクでリラックスしたいですよね。
そんなティータイムを、手作りの器で過ごせたら!
というわけで、今回は"芸術の秋"にぴったりの趣味<陶芸>にチャレンジ!
難しそう?
いえいえ。はじめてだって、世界に1つの味わい深い器が作れるんです!
まずは「成形」。粘土の感触に癒されながら、焦らずゆっくりと
<はじめての陶芸>をレポートすべく、体験レッスンが受けられる都内某所の陶芸教室へ。
陶芸の成形方法には、「手びねり」「電動ろくろ」などの手法がありますが、今回は手びねりに挑戦します。
「手びねりは、手動で回す『手ろくろ』の上で作っていきます。こんなふうに、球体の粘土に親指を差し込み、上・外に伸ばしながら、だんだんと器の形にしていくんですよ」と先生。
今回は、こちらの器を作っていきます。
左は先生が手早く作ってくれた見本、右は焼き上がった完成形です。
お手本で見せてもらった手つきを意識して、いざ成形スタート!
「焦ると、指がうまく使えず、同じ箇所を何度も伸ばすことに。早く出来上がるどころか、疲れちゃうだけですよ。ゆっくりと丁寧にね」
そんな先生のアドバイスを守って、慌てず急がず……。粘土のしっとりとした感触に癒されながら、形を作っていきます。
指先の感覚に集中!“無”になる時間でリフレッシュ
そろそろお手本と同じサイズ……のはずが、なんだか大きい?!
先生曰く「薄くし過ぎましたね」とのこと。
「ならば、粘土を重ねて厚みを出してもいいですか?」と聞くと……。
「土から粘土を作る際、空気を抜く『菊練り』という工程があります。これが非常に重要で、習得には何年も必要。
菊練りで粘土の中の空気をしっかり抜いておかないと、焼いたときに膨張して作品が割れてしまうんです。層にして重ねた場合も、粘土と粘土の間に空気が入ってしまうので、割れる危険性があるんですよ」
素人考えで粘土を重ねるのはNG。ですが、手直しはできるということで、薄くかつ大きくなり過ぎた上部を切り取ってもらいます。
「目で厚さを確認していると、まだ大丈夫と思い込んで、どんどん薄くしてしまいがち。視覚に惑わされないで。触覚で厚みをはかりましょう」
優しい先生の指導を受け、再び調整。
指先の感覚に集中していると、普段の雑念はどこへやら……。思いがけず、心を無にすることができ、集中しているのにどこかリフレッシュした気分に!
今度はうまくできたはず!と思いきや……、
なぜかチューリップ型に!
集中していたのはいいけれど、指に力が入って粘土を押しあげてしまいました。
指の使い方・力加減ひとつで、こんなにも形が変わるとは!
果たしてこれで目標の形になるのか、一抹の不安がよぎります……。
指の使い方をもう1度しっかりと教えてもらい調整すると、やっと器らしい形に。
飲み口を「切り弓」と呼ばれる道具でカットし、「なめし皮」でなめらかに整えると……。
ジャーン!見本にかなり近づいてきました!
次は、高台の「削り出し」。心地よい手応えを楽しみながら作業
でも、まだお手本とは違う箇所があります。器の底にある「高台」と呼ばれる部分です。
ここは、通常5日ほど放置して粘土が硬くなってきてから削り出すそう。
しかし今回は体験レッスンということで、ドライヤーで粘土を乾かし、その日のうちに作業を行います。
先生が描いてくれた線を目印に「かきべら」を使って削っていきます。
粘土が適度な硬くなっているので、薄く削ると「シュッ」、厚く削ると「ズルリ」といった感覚が。この手応え、なんとも楽しい!
削り出しを終えた形がこちら!
底にぽってりと丸みのあるフォルム、なかなか可愛らしいでしょう?
この後は「素焼き」をしてから、「釉薬(ゆうやく)掛け」、そして「本焼き」という流れになります。
釉薬掛けは、素焼きから約1週間後。
どんな姿に焼きあがるのでしょうか。
「釉薬掛け」でオリジナルの器にツヤと色彩をプラス
さて、素焼きが無事完了!
白っぽく焼きあがっているのは、信楽焼と美濃焼の土を1:1で混ぜた粘土を使ったため。
使う粘土によって、陶器そのものの色合いはかなり変わってくるんです。
「ビギナーでも失敗しにくい釉薬」と先生が選んでくれたのは、この8種類。
今回は、上の写真の緑色の小皿と同じ釉薬、「藁織部釉(わらおりべゆう)」を選んでみました。
釉薬が入ったバケツを開けると、グリーンの液体が姿を現すと思いきや、釉薬自体は写真のような灰色をしています。焼くことで色が出てくるというわけです。
「釉薬で難しいのは調合や管理。釉薬掛け自体は、専用ハサミでカップをつかみ、ドボンと浸すだけ。なにも難しいことはありません」と先生。
数日後には、本焼きされた<オリジナルの器>ができあがります!
完成した器で、お気に入りドリンクを!手作りの器が日常を豊かにする喜び
後日、本焼きを終えた完成品とご対面!
ちょっぴりいびつで、成型時の指の跡がでこぼこと残っていますが、そのおかげで、「藁織部釉」のやわらかなグリーンが濃淡を演出してくれました。
手作りのよいところは、こんな風に名入れもできるところ。
これでまさしく、世界に1つの器ができました!
自分で作り上げたと思うと、なんとも愛おしく感じられるものです。
さっそくいただいたのは、アキュアメイドの『朝の茶事 味わい玉露入り』。
器の形や飲み口のあたりがやわらかく、ペットボトルでいただくときとはまた違う感覚・味わいが。
自分で作った器が日常を彩る。
それもまた、陶芸の魅力と言えそうです。
広告主名:株式会社JR東日本ウォータービジネス
広告主連絡先:東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー9階
媒体名:アキュアラウンジ
COLUMN
働く人を優しく応援!『朝の茶事』
株式会社伊藤園とアキュアが共同開発した、国産茶葉100%の『朝の茶事』。
<働く人の “朝” を優しく応援するお茶>として、2019年の6月にリニューアル。
サイズの異なる2種類……いいえ、異なるのはサイズだけにあらず、って、気がついていましたか?
大きなボトル(525ml)は<すっきり抹茶入り>。元気に1日をスタートしたい朝に飲めば、体も気持ちもシャンと目覚められそう!
小さなボトル(275ml)は<味わい玉露入り>。秋冬はHOTで、肌寒くなってきた朝晩や、リラックスタイムに。深みのある玉露の旨味を楽しむのがおすすめです。
シーンや気分に合わせて選べる2つのおいしさで、この秋冬もがんばるあなたを応援します。