そのまま食べても、スイーツにしてもおいしい果物といえば、いちごを思い浮かべる方は多いでしょう。

いちごが出回る季節になると、ついついたくさん食べちゃいますよね。

そんな中、使用している果汁は、栃木県産とちおとめのみの「栃木とちおとめ 苺」が今年3月に満を持して発売されます！

いちごミルクのような飲料はよく見かけますが、、どんな味がするのか今から楽しみなところですね。

そこで今回は、いちごの作り方や苦労するポイント、栃木県の魅力を掘り下げつつ、acure made「栃木とちおとめ 苺」の魅力・開発秘話をご紹介します。

いつも私たちがおいしく食べているいちごは、いったいどのようにして作られているのでしょう。
いちごの生産工程について、栃木県のいちご農家さんに尋ねました。

「まず、11月頃に親株を購入しそれを植えます。
6月下旬から採苗を開始。親株から伸びたランナーをポットへ誘導し苗の増殖を行います。」

「次に、7月上中旬ごろから9月あたりにかけてランナーを切り離し、苗を根づかせる育苗と呼ばれる作業を行います。
苗の花芽分化（茎の先端にある成長点が発育し、将来花芽となる新しい組織を作ること）を促進するため、花芽が成長点のところにきたら定植を行うことがおもな作業です。
定植後1か月程度経過したら、雑草が生えないようにしたり、土を保温したりするマルチ作業も行わなくてはいけません。」

「11月に入ると、いよいよ収穫になります。収穫は長いときは、6月半ばまでですね。そこまで収穫して、いちごの1シーズンが終わります。」

ちなみに親となる苗は、前年のうちに植えておくそうです。まさに1年がかりで、いちごが生産されているわけですね。

自然を相手にするいちごの生産には、苦労する点も多そうですね。
また、少子高齢化の影響により、いちご農家さんの高齢化が進んでいることも課題になっているのではないでしょうか。

「いちごの生産で苦労する点は、台風や洪水、強風などの被害から株を守ることです。そういうリスクを持って、いちごを生産しています。
農家の高齢化が進んでいる点については、否めないところがあります。
しかし、栃木県には新規就農者が増えており、30～40代で脱サラして始める方も結構多いです。
県内に研修施設があるので、いちごをはじめ、アスパラガスやにら、なすといった野菜も作れるようにサポートしています。いちごに関しては、卒業生が毎年3～4人程度作付けしている状況です。」

いちごを生産する農家は、それぞれ肥料にこだわりを持っており、他の農家には教えないそうです。
県内の農家がそれぞれ切磋琢磨することによって、いちごのレベルが上がったことが、栃木県をいちごの一大産地に成長させた要因なのかもしれませんね。

栃木県を代表するいちご「とちおとめ」には、どんな魅力があるのでしょう。
農家の方に、とちおとめのおいしさの秘訣や魅力について尋ねてみました。

「美しい形と鮮やかな赤、そして果汁たっぷりの豊かな味わいというのが、とちおとめの魅力です。
ちょっと酸味もあるので、生クリームなど甘いものとのバランスが非常によいことも特徴です。
甘みと酸味のバランスがちょうどよいため、ケーキなどさまざまな用途に使えます。」

とちおとめは、福岡のあまおうと比較されることも多いそうですが、そのあたりについてはどうなのでしょう。

「あまおうは、とちおとめに比べると大玉なので、どちらかというと生食用ですね。一方、とちおとめは生食はもちろんのこと、ショートケーキなどに載せるような小玉も多いため、あまおうと競合はしていません。」

甘味と酸味の絶妙なバランスが、とちおとめのおいしさの秘密だったのですね。
最後に、おいしいとちおとめを選ぶコツや、おすすめの食べ方を教えてもらいました。

「おいしいとちおとめを選ぶコツは、色とツヤです。
へたは濃い緑色。果実は全体的に鮮やかな紅色で、ツヤのあるものを選んでもらいたいですね。ただし、へた元が白いものは、若い果実なので注意しましょう。熟してくると、へた元がちょっと盛り上がってくるような感じになります。
とちおとめは、やはり生で食べるのが一番おいしいですね。
へた元から食べ始めて、先端に向かって甘みが出てきますので、そういう食べ方をしていただきたいです。」

いちごをおいしく食べる方法があったとは、初耳でした。
次にいちごを食べるときには、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

いちごの産地としての栃木県の魅力について、県の農政部、経済流通課の担当者さんにお話をうかがいました。

「栃木県は、いちごの生産量が54年連続で日本一です。
全国シェアも15%弱ぐらいを占めているため、圧倒的な主産地といえるでしょう。」

54年連続でいちごの生産量が日本一というのは、圧巻ですね。

栃木県には、さまざまな観光スポットがあるなど、いちご以外にもたくさんの魅力があるので紹介してもらいました。

「栃木県は首都圏から近いという立地を活かした、さまざまな魅力があります。
例えば、世界遺産二社一寺のある日光やロイヤルリゾートの那須、最近は大藤やライトアップで有名な『あしかがフラワーパーク』のある足利も人気です。この他にも餃子で有名な宇都宮をはじめ、さまざまな観光地があります。
一方、栃木県は食が豊かな地域としても評価をいただいておりまして、例えば牛乳の生産は全国で2位です。そのため、チーズなどの加工食品も多くあります。
農産物であれば、にらは全国2位、うどやかんぴょうは全国1位の生産量を誇っています。」

食が豊かで、多くの観光地がある栃木県は、非常に魅力のある県ですね。
「海以外であれば、なんでもある」といっても過言ではないかもしれません。

3月7日に満を持して、acure made「栃木とちおとめ 苺」が発売されます！
開発担当のゆいさんに「栃木とちおとめ 苺」の開発経緯やコンセプトについてお話をうかがいました。

「acure madeの代表商品には「青森りんごシリーズ」「福島あかつき もも」「愛媛みかん」など、各地域の特産品を贅沢に使用した果汁飲料があります。おかげさまで、多くのお客さまからご支持をいただいているのですが、新たに魅力ある果汁を使用した飲料をお届けしたいと考えました。
『これまでに、あまり出会ったことがないけど、飲み物にしても魅力劣らずおいしいものはないだろうか……』
と考えている中、定番果物にもランクインしそうな『いちご』に出会いました。」

確かにいちごの果汁をメインとした飲み物は、これまでほとんど見たことがなかったかもしれません。
どんな味がするのか、非常に気になります！

ゆいさんに、開発担当者としてのacure made「栃木とちおとめ 苺」の魅力を教えてもらいました。

「『栃木県といえば、いちご。いちごといえば栃木県』と、想起される方も多いであろう、名産品を贅沢に使用させていただきました。
いちごを使った飲み物は、ミルク系などではお馴染みですが、実は果汁を主役にしたものは珍しいと思います。
キャップを開けるといちごの香りがふわっと広がり、一口飲めば、甘みと酸味の絶妙なバランスをお楽しみいただけると思います。果汁20％という配合にもこだわり、くどすぎずすっきり飲めることを心がけました！」

いちご本来のおいしさが味わえそうな「栃木とちおとめ 苺」。
いちご好きでなくとも、ぜひ1度は飲んでもらいたい飲み物だといえるでしょう。

最後に総括として、スケッチブックの言葉について、ゆいさんに説明してもらいました。

「とちおとめの甘酸っぱさに一目惚れ間違いなしだと思います。ぜひみなさんお召し上がりください！」

「栃木とちおとめ 苺」を飲んで、いちごの魅力を存分に堪能してみてはいかがでしょうか。