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「め!」----これが青森"自慢のおいしさ"。愛する地元から、青森りんごの魅力を発信

2019.5.10

*** 記事の内容は作成時のものであり、最新情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。***
※記事の内容は作成時のものであり、最新情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。

「め!」----これが青森

さまざまな仕事・働くことの"リアル"に迫る連載「違うけど、同じかも。」。ジャンルは違えど、仕事人たちの働く姿勢や想いを知ることは、自分が仕事をする上で刺激になることがきっとあるはず。

今回お話を伺ったのは、青森県の名産品<りんご>のジュースに携わる村元さんと濱田さんです。愛する地元を支えるため、日本で、そして海外でも「青森りんごのジュースを根付かせたい」と、仕事への想いを語ってくれました。ちなみに、タイトルの「め!」は津軽弁で「おいしい!」という意味だそうですよ。

本州最北の県でひたむきに働くお二人の姿は、異なるジャンルで日々奮闘するみなさんの心をホッと温めてくれるはず。明日への英気を養いたい方、必読です。

農家から工場まで、みんなで育てたりんごジュース。各地に届けるのがわれわれの仕事

「め!」----これが青森

村元拓巳さん(写真左)と濱田綾乃さん(写真右)が勤めるのは、青森県弘前市の青森県農村工業農業協同組合連合会(JAアオレン) 。青森県の特産品といえばりんごですが、農産物であるりんごは、味はよくとも傷などがあるために生食用として出荷できないものがあるのだとか。そういった果実を県内のJA(農業協同組合)などから買い取り、ジュースなどへの加工・販売を手がけている企業です。オリジナルの商品開発はもちろん、国内外の飲料メーカーに原料となる果汁の出荷も行っています。

そんなアオレンのりんご加工施設は、国内最大級。自慢は、独自の「密閉搾り製法」(詳細はコチラ )。これにより、酸化防止剤のビタミンCを 加えることなく、“りんごの甘みそのまま”のジュースを生み出すことができると言います。

「め!」----これが青森

お二人が所属するのは営業部営業課。先輩後輩として、日々業務を共にしています。具体的にはどのような仕事をしているのでしょうか?

「私は大学卒業後にアオレンに入って2年目。宣伝広告や輸出の営業窓口担当をしています(濱田)」

「私は14年目。主に、JR東日本ウォータービジネスさんのアキュアメイド『青森りんご』シリーズの営業を担当しています。実は、14年前はジュースの製造ラインでアルバイトをしていたんですよ。だから工場で働く人の気持ちがわかるし、長年、品質管理の担当者、そしてりんごを育ててくれた農家の方々と、いろんな人の努力を見てきました。それぞれの大変さがあるんですよね。みんなが心を込めて作ったものを、きちんと届けなければ。それが、営業をする上で一番大切にしていることですね(村元)」

生まれ育った場所を守りたい。そのために、“特産品・りんご”を盛り上げる

「め!」----これが青森

村元さんは弘前市の隣の黒石市、濱田さんは弘前市の出身。ともに、りんご畑に囲まれた環境で育ったそうです。濱田さんは、県内の高校・大学で学び、学生時代にはオーストラリアへ短期留学。海外という、別の土地での経験もありながら、卒業後の進路は、地元での就職を選んだとか。

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「友だちは、上京していきました。地元にはやりたい仕事がなかったりして……。東京には遊ぶ場所もたくさんあって、お給料も違いますし。でも地元を離れるってことは、“これが当たり前”として育ってきた環境と別れることになる。やっぱり私は、青森にいたいなって。標準語って、イントネーションが全然違って難しいんですよね。津軽弁で喋っていないと本音が出ないというか、ニュアンスまでは伝わらないというか(笑)。ちょっとおかしい考え方かもしれないけど、津軽弁は私のなかで最重要ポイントなんです(濱田)」

「め!」----これが青森

「青森県に住み続けたい。ならば、自分でこの場所を守っていかなければ」と考えたという濱田さん。それを実現するため、アオレンへの就職を選んだのだそうです。

「大切なのは、やっぱり農産物。農家の高齢化が進み、作付面積は年々減っています。私自身も、おじいちゃん・おばあちゃんが農作業できなくなって、長年守ってきた畑を潰してしまう……という農家をたくさん見てきました。だから、りんごの加工を行うという側面から、少しでも地元を活気つけられたらなって。『美味しい青森のりんごを自慢したい!』って気持ちもあります(濱田)」

「め!」----これが青森

とはいえ、地元とやりたいことの狭間で、葛藤したこともあったようで……。

「高校の時、弘前市から補助金が出て、オーストラリアにホームステイできることになったんです。でも、卒業後は就職するつもりだったので、『英語を学んでも役立たないな』って迷いました。最終的には、親のすすめでホームステイへ。そこで英語に触れたこともあって、就職ではなく進学を決めました。大学では英文学を専攻。就職は地元ですると決意しましたが、『ずっと学んできた英語を生かすことは、もうないんだなぁ』と感じたのを憶えています(濱田)」

そんな自身の予測とは裏腹に、現在の業務では得意の英語を駆使。海外に向けて青森りんごを発信することに。

「進学なんてお金がかかるし……と悩んだけど、逃げないで学び続けてよかった。身につけたスキルがなければ、今の場所には立てていなかったと思います。もしも今、高校生の頃の自分に会ったなら、『自分を信じて、そのまま進め、がんばれ!』って声をかけてあげたいですね(濱田)」

密閉搾りのジュースは“りんごの味そのもの”。味への自信も、仕事のモチベーション

「め!」----これが青森

りんご畑のなかで育ち、新鮮なりんごを日々口にしてきたお二人。それでも、「アオレンのジュースはすごくおいしい!」と口を揃えます。こうした自社製品への誇りも、仕事への大きなモチベーションとなっているのだとか。

「子どもの頃から、近所の農家さんが自分で育てたりんごを家で搾った自家製ジュースを飲んでいました。それもすごくおいしかったけれど、アオレンに入会して 密閉搾りのジュースをはじめて飲んだときは感動しました。自家製ジュースも添加物はないけれど、果汁は酸化して茶色くなってしまうんです。一般的な100%ジュースは酸化を防ぐためにビタミンCが入っていて変色はしないけれど、どうしても酸味やえぐみが加わってしまう。一方、密閉搾りは窒素で満たした無酸素状態の装置内でつくるため、ビタミンCさえ加えることなく色も甘みも、りんごそのままのジュースになっているんです。『この色でこの味、すごいな〜』と思いますね(濱田)」

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「ここでは工場見学も実施していて、地元の小学生のみなさんだけでなく、原料となるりんごの生産を手がける農家の方も見にいらっしゃいます。われわれは、味はいいのに見た目の問題で生食用として出荷できない実を使ってジュースを作るわけですが、そういったりんごだって、農家さんにしてみれば丹精込めて育てたもの。見学に来られると、ご自身が手がけたりんごが、果実のおいしさそのままにジュースになるのを見て、よろこんでくれるんですよ(村元)」

りんごを品種で語るのが青森人?! アキュアメイドの『青森りんごシリーズ』で、この文化を全国へ

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りんごのこととなると、「きおうが好きです。独特のフレッシュ感があり、スッキリした味わい(村元)」、「私はふじ。収穫量も多くて、スタンダードな味なんです(濱田)」と、品種ごとの味にまで言及するお二人。なんでも弘前市周辺では、小学校入学時に“りんご下敷き”が配られるのだそうです。「だからみんな、単にりんごが好きなだけでなく、好きな品種まであるんです」と濱田さん。

「め!」----これが青森

そんなお二人が担当する商品のひとつに、アキュアメイドの『青森りんごシリーズ』があります。JR東日本の<エキナカ>にあるアキュアの自販機で買えるオリジナルドリンクで、品種別のジュースが揃っているのがポイント。
今期は、つがる、きおう、王林、ふじ、トキ、ジョナゴールドの6品種に加え、ふじをベースに複数品種をブレンドした「青森りんご」がラインアップ。一年を通して、さまざまな品種のおいしさが味わえます。

「県内では50品種ほどのりんごが生産されていて。そのうち、アキュアメイドの『青森りんごシリーズ』の6品種は人気の高いりんごたち。本シリーズは現在9年目ですが、ジョナゴールドは2019年・夏に新登場。数年越しで、ついに実現したんですよ(村元)」

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ジョナゴールドは、比較的収穫量の少ない品種。酸味のある味わいが特徴で、「280mlのペットボトル1本飲むには、酸っぱすぎるかも……」という声もあり、試作を重ねたと言います。

「同じ品種のりんごであっても、収穫される時期により、甘み・酸味のバランスが違います。そこで、同じジョナゴールドでも収穫時期の違うものをブレンドすることで、適度な酸味のジュースに仕上げたんです(村元)」

「イベントなどでお客様にお会いすると、『りんごって、こんなに品種があるの?』、『きおう、王林、トキは黄色い実なの?!』と驚く方がいて。『黄色いと酸っぱいでしょう?』と言われますが、実は王林がシリーズ中で一番甘いんです。“どの品種のりんごが好き”って青森県民の感覚、全国のみなさんにも、もっともっと共感してもらいたいです(濱田)」

海外展開は、“広く”よりも“深く”。“密閉搾りのジュース”の根強いファンを育みたい

「め!」----これが青森

青森県のりんごは現在、台湾をはじめとした海外でもブランド果実として扱われています。お二人の国内での野望(?)をお聞きしたところで、海外展開の展望も尋ねてみました。

「アオレンの商品として独自に出荷しているのは、世界17〜18カ国です。とくに台湾は、“アオレン”って言葉をご存知の方がいるほどの輸出先。アオレンのジュースだけでなく、スーパーの果物コーナーには青森りんごが並んでいました。時折、日本を旅行中の方が、ここに直接ジュースを買いに来ることも(村元)」

「徐々にではあるけれど、各国で青森りんごの認知度は高まっていると感じます。この先は東南アジアを中心に、より根強いアオレンのりんごジュースファンを獲得できたら。日本中、そして世界中のみなさんに、“青森りんごのおいしさ”を自慢して、共感してもらいたいと考えています!(濱田)」

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COLUMN

津軽弁&青森りんごに出会う旅——弘前駅で&JR東日本の<エキナカ>で!

津軽弁&青森りんごに出会う旅——弘前駅で&JR東日本の<エキナカ>で!

「津軽弁で話しちゃうと、『なんて言いました?』と聞き返されてしまう」と笑いながら、青森県ならではのイントネーションでインタビューに答えてくれたお二人。「2017年・2018年と『青森りんごシリーズ』のイベントが新宿で行われました。私はその壇上で話をさせていただいて。なまってるのもあって、みんながすごく注目してくれたんですよ」と、うれしそうに語ってくれた濱田さん。

津軽弁では「め」が「おいしい(うまい=うめー)」を意味することは先にお話ししましたが、「津軽弁って、なんでも文字数が少ないんです(濱田)」とのこと。

「『あなた』は『な』だし、『わたし』は『わ』なんですよ(濱田)」
「覚えておきたい津軽弁をあげるとしたら……。やっぱり『め』ですね(笑)。『め!』っていえば、みんな喜んでくれるはず(村元)」

ちなみに、写真はJR弘前駅に置かれた大きなりんごモニュメント! 津軽弁のポスターなども多数飾られていました。現地に出向き、採れたてのりんごとともに、津軽弁の響きを味わうのも楽しそうです。

また、<アキュアメイド>の『青森りんごシリーズ』は、お二人が東日本各地に届けているりんごジュース。JR東日本の<エキナカ>にあるアキュアの自販機で出会えます。季節に合わせて複数の品種のジュースが販売されるため、ドリンクで“利きりんご”することも可能。飲み比べて、自分の好きな品種を見つけてみてください。青森県がぐっと身近に感じられるかも?!

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