10年目を迎えた<アキュアメイド>の『青森りんごシリーズ』(※)。
品種をブレンドした1種類でスタートし、今では合計7種類のラインアップに。初年度18万本台だった売り上げは、2016年以降は毎年460万本以上と、多くの方に愛される人気シリーズになりました。
そんな『青森りんごシリーズ』の商品開発を務めるのは、入社4年目の通称・ゆいりんごさん。
「深く知るほどに、青森りんごが好きになる」と語るゆいりんごさんに、『青森りんごシリーズ』への想いや"知られざる舞台裏"を、私・みぞぴーがインタビュー!
※2019年10月時点
お届けしたいのは、青森のりんごの「楽しい・おいしい・新発見」!
ゆいりんご:私が入社したのは2016年。その前年から「品種ごとのおいしさを楽しんでいただこう」と、数品種を同時期に販売する“飲み比べ”が始まりました。
みぞぴー:入社当初は宣伝戦略部に所属し、『青森りんごシリーズ』の販売促進を手掛けていたのですね。
ゆいりんごさんの活動の成果か、今では「品種でこんなに味が違うなんて!」と感動してくださるファンの方も多くいらっしゃいます。
ゆいりんご:品種ごとの魅力や飲み比べの楽しさをもっと知っていただくには……と、常にアイデアに想いを巡らせていました。
長年携わっているからこそ、『青森りんごシリーズ』には思い入れがあります。商品部に異動してから、その思いはますます強くなるばかり!
異動して最初に手がけた仕事は『青森りんごシリーズ』のパッケージリニューアルです。
みぞぴー:このチャート表、とてもわかりやすいです!「次はもっと甘いのを飲もう」など、選ぶ目安にもなります。りんごのイラストも、本物と見紛うリアルさです。
ゆいりんご:色だけでなく、サイズ感や葉の形まで、品種ごとに違いを表現しているんですよ。
多くの品種が存在する青森のりんご。ジュースにするには、個性や特徴を吟味
みぞぴー:品種と言えば、2019年の夏には『ジョナゴールド』が新登場しました!
搾汁を行っているJAアオレン (以下、アオレン)さんは「試作に試作を重ねた」とおっしゃっていましたね。
ゆいりんご:ジョナゴールドは酸味が強めでさわやかな味が特徴。「暑い季節に飲んでいただきたい」と、数年前から商品化を企画していました。
ところが、収穫後すぐに搾ってみると、かなり酸味が強くて。「1本飲みきれないかも?」という声もありました。
みぞぴー: “ストレート果汁100%”がこだわりの『青森りんごシリーズ』ですから、酸っぱさを抑える何かを足すことはできませんよね。
ゆいりんご:その通り!そして、たどり着いたのが「早めに収穫した果実を寝かせて甘くしておき、あとから獲れた果実をブレンドする」という手法。
これにより、ほんのり甘みを感じながら、ジョナゴールド特有のすっきりとした酸味を感じられる、おいしいジュースができあがりました。
みぞぴー:品種の特徴ごとに、おいしく飲むための工夫が凝らされているのですね。
ゆいりんご:青森のりんごは本当にたくさんの種類がありますが、単一品種でジュースにするのは、結構難しいと言われています。
長年ジュースを作り続けているアオレンさんも、『青森りんごシリーズ』のような単一品種、かつ品種別のジュースを手がけることは、新鮮な試みだったそうです。
青森のりんごの魅力をお伝えするため、アオレンさんとともに、これからもチャレンジを続けていきたいですね。
『青森りんごシリーズ』を支える、たくさんの人々
みぞぴー:他の商品の開発も担当する、ゆいりんごさん。『青森りんごシリーズ』だからこそ気を配っていることはありますか?
ゆいりんご:りんごが成り始めてからの青森県の天気予報はチェック。特に台風の進路は気になります。
みぞぴー:『青森りんごシリーズ』は、青森のひょう害りんごをジュースにしたのがきっかけ でしたね。
天候や、その影響による果実の出来不出来は、コントロールできません。そういった苦労も含めて、りんごを育てるのって、すごく手間がかかりますよね?
ゆいりんご:何度か、現地のりんご農園さんのお手伝いをさせていただいたことがあります。
受粉後に不要な花を摘み取る“摘花”と、多数の実から1つの実に絞って栄養が行き渡るようにする“摘果”を体験したのですが、想像以上の重労働で!
「青森のりんごって、こんなに手塩にかけて育てられているんだ!」と痛感しました。
みぞぴー:ジュースになるまでには、他にどんな方が携わっているのでしょうか?
ゆいりんご:収穫されたりんごは、形のいいものは生食用、形は少々いびつでも味などに問題のないものがジュース用として出荷されます。その選別を行うのが選果場です。
選果場では、まず1つずつ、人の目で仕分けます。形だけでも、大きさや傾きといった多数のチェック項目があるので、選果にも多くの人手がかかっているんです。
みぞぴー:ジュースになってからは、<team acure>のオペレーターさんも張り切ってお仕事してくださっていますよね。
ゆいりんご:JR青森駅と新青森駅には『青森りんごシリーズ』だけを並べた<青森りんご自販機>があります。
ある時、その自販機だけで週200本もの『きおう』が売れたんです。これは通常の10倍以上の数!
その自販機を担当くださっているオペレーターさんが、誇らしげに報告してくださったときは、私もうれしくなりました。
みぞぴー:いわゆる“爆買い”でしょうか?
ゆいりんご:近年、青森での「りんご狩りツアー」が海外からの旅行者の間で好評だそうで。このときも、そのお客さまが購入してくれたようです。
みぞぴー:さすが、りんごの動向に詳しいですね!
<acure members day>の『アキュアくんの青森りんごガーデン』 で、“りんご先生”として登壇してもらったときのことを思い出します。
ゆいりんご:後日、お客さまから「りんご先生だー!」と声をかけていただいたことがあって、憶えていてくださったことが嬉しかったです。『青森りんごシリーズ』ファンのみなさまって、本当に温かい!
みぞぴー:『青森りんごシリーズ』は、農園の方からファンの方まで、みんなで育んできたブランドなんだなと、改めて感じます。
世界が驚く甘さ!逆輸入で再発見する“青森りんごのおいしさ”
みぞぴー:「りんご狩りツアー」の話が出ましたが、青森のりんごは海外でも評価されていますよね。
ゆいりんご:『青森りんごシリーズ』を外国人の方に試飲いただいた時は、「砂糖が入ってないのに、こんなに甘いの?!」と驚かれました。
みぞぴー:海外のりんごって、小ぶりで酸味が強いものが多いですからね。
ゆいりんご:日本では摘花・摘果を行うため、ひとつ1つの実に太陽がたっぷり当たって大きく甘く成長するんです。それを説明したら「丁寧な仕事で、とても日本的!」と感心されました。
「青森のりんごは世界に誇れるほど美味しい!」ということを、もっと日本のみなさまにも知っていただけたらうれしいですね。
みぞぴー:来年は2020年。何か計画はありますか?
ゆいりんご:まだ詳しくは言えませんが、アオレンさんとお互い検討中です。“2020年にふさわしい驚き”をお届けしようと、私自身も、わくわくしながら進めています。
みぞぴー: 10年目を記念した<10の恩返し>キャンペーンも実施中ですよね。
ファンのみなさまに喜んでいただけるよう、様々な企画が盛り込まれています。
ゆいりんご: いつも「青森りんごシリーズ」を飲んでくださっているお客さまには、心から感謝しています。
多くの方に支えられ、10年目を迎えた『青森りんごシリーズ』。これからも、こだわりや想いがたくさんつまった“青森りんごのおいしさ”をお届けしていきますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします!
COLUMN
これからの10年に向け、まだまだ成長していきます!『青森りんごシリーズ』
<アキュアメイド>の『青森りんごシリーズ』は、りんごそのもののおいしさが楽しめる“ストレート果汁100%”。
アオレン独自の「密閉搾り 」という技術で搾汁し、酸化防止剤(ビタミンC)不使用だから、“りんごのおいしさ、そのまま”。現在のラインアップは全7種類、今シーズンは同時期に『ふじ』『つがる』『きおう』の3品種の飲み比べが楽しめます(※)!
多くのファンに愛されて10年。これからも『青森りんごシリーズ』で “世界に誇れる青森りんご”の魅力をお楽しみください。
※2019年11月現在。『きおう』は<アキュア公式オンラインストア> と青森県の一部エリアのみで購入可能。